- よくある質問 -

1.目の前にホコリみたいのが飛んでいるんですが。
2.老眼ってどんなものですか?
3.仮性近視って何?
4.ドライアイについて知りたいのですが。
5.コンタクトレンズの障害が心配です
6.最近、眼がかすむのですが、白内障ですか?
7.アレルギー性結膜炎に用いる点眼剤はどんなのがあるの?
8.花粉症とアレルギー性結膜炎ってどんなものですか?
9.最近、まぶたが下がってきた様なのですが?
10.10.コンタクトレンズを始めたいのですが、ソフトとハード、どちらがいいの?

1.目の前にホコリみたいのが飛んでいるんですが。
これは飛蚊症といいます。眼球の約80%は硝子体と呼ばれる卵の白身のようなゼリー状の物質で満たされています。この硝子体は小児のうちは“できたてのゼリー”のように弾力性に富んでしっかりとしていますが、20才を越えたころから液化(水に近くなる)が始まります。その程度はひとそれぞれですが、近視の強い人ほど液化が早く始まる傾向にあります。飛蚊症(ホコリが飛ぶ)とは、硝子体が液化した、または硝子体が縮んできた際に伴う“眼の中のにごり”が見えるのだと考えてください。この飛蚊症は経過観察するだけでも消えていくことがありますが、症状がひどく、どうしても治療を希望される場合は硝子体を取り除く“硝子体切除術”を考慮する症例もあります。基本的には飛蚊症が治る目薬や飲み薬はありません。
注意して頂きたいのは、飛蚊症がその症状のひとつである重大な眼疾患の存在です。網膜剥離や眼底出血などにあたり、“飛蚊症が日に日にひどくなる”、“黒い影が現れてきた”場合は早めの眼科受診をすすめます。
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2.老眼ってどんなものですか?
人間の目には、調節力(カメラでいう“絞り”にあたります)というものがあり、そのおかげで近くの字を見たり、遠くの字を見るときにもピントが合うのです。この調節をおこなうのは水晶体(カメラのレンズ)および水晶体の厚みを変える毛様態・毛様体筋です。老眼(老視)とは、ずばり調節力の低下によって起こり、その原因は水晶体の柔軟性の低下、毛様体筋の機能低下です。
老眼は40才頃からはじまり、細かい字が見にくくなったり、眼が疲れやすくなったりしますが、初期症状は個人によって千差万別です。遠視や正視の方(子供の頃からメガネの必要なかった、俗に言う“眼のいい人”です)に老眼の度数は強く出てきます。近視の方にも老眼は同じように出るのですが、元々近くが見やすいために、メガネを外せば細かい字が見えるのです。
対策としては老眼鏡の処方ですが、老眼の程度が軽い場合は、調節機能改善の点眼剤を使用します。
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3.仮性近視って何?
2.の老眼の項目でも述べましたが、眼にはピント合わせをするための調節機能があります。近くのものを長時間見ていたために、疲れて調節機能が一時的に低下し、遠くが見えにくくなるのが仮性近視(眼精疲労とも云えます)です。眼を休ませれば治るのが仮性近視、治らないのが真性近視(軸性近視など)と考えていただいたらよろしいです。
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4.ドライアイについて知りたいのですが。
最近、テレビや新聞などのメディアでとやかく噂される“ドライアイ”ですが、眼が乾く=涙が足りないと単純に考えるのは間違いです。ドライアイの定義は以下の如くです。
 “涙液(層)の質的または量的異常により引き起こされた角結膜上皮障害
わかりやすく言い換えると、
 ◎涙の量は充分に出ているのに、涙の質が不良で乾きやすい。
 ◎涙の質は正常にもかかわらず、涙の量が不足している。
また、涙の質と量が良好でも、生活環境による二次的なドライアイも生じます。たとえば、職場のエアコン(湿度が低すぎる)、長時間のVDT作業(近見作業による瞬目;まばたきの減少)、コンタクトレンズの装用(涙がコンタクトレンズに吸われたりする)などがそれにあたります。
加えて、ドライアイを合併しやすい全身疾患も存在します(シェーグレン症候群、リウマチ、全身性エリテマトーデス、眼類天疱瘡をはじめとする膠原病、Stevens-Johnson症候群など)。
○ドライアイの症状
 ・眼が疲れやすい ・めやにが出る ・ゴロゴロする ・光を見るとまぶしい
 ・まばたきが多い ・眼が重たい感じがする ・眼が乾いた感じがする ・眼が痛い
 ・涙が出る ・悲しい時泣けない ・涙を流して泣けない なんとなく目に不快感がある
 ・かすんで見える ・目がかゆい ・目が赤い ・鼻が乾く ・口が渇く
○ドライアイの治療法をいくつか挙げます。 症状の強さの程度により治療を選択しますが、基本的には点眼処方が初期治療となります。市販の人工涙液を点眼しても改善がない時には眼科受診するとよいでしょう。
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5.コンタクトレンズの障害が心配です
メヤニが多い、眼がごろごろする、眼が痛い、レンズがよくずれる、まぶしい、などコンタクトレンズ装用が原因の眼の症状は多彩です。第1の治療法はレンズの装用をしばらく中止することですが、詳細は「やすいコンタクト」のページをご覧になってください。
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6.最近、眼がかすむのですが、白内障ですか?
眼がかすむ原因はたくさんあります。白内障はそのうちのごくごく一部を占めるにすぎません。白内障とは眼の中の“レンズ”の部分(水晶体)が何らかの原因で濁ってくる疾患ですが、ひどくなっても手遅れということはまずありません。まずは眼科を受診した上で、“かすみ”の原因を調べられてみては?と思います。
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7.アレルギー性結膜炎に用いる点眼剤はどんなのがあるの?
(1)抗ヒスタミン剤(ザジテン、リボスチン、フサコールなど)
 科学伝達物質(ヒスタミン)受容体拮抗薬で、“かゆみ”を強力に抑制します。内服薬の場合、ねむけをきたすことが多いのですが、最近ではそのような副作用が出現しにくい新薬がたくさん出ております。
(2)化学伝達物質遊離抑制剤(インタール、ゼペリン、リザベンなど)
 (1)に比べて効果はやや劣りますが、副作用が出にくいのが処方しやすい点です。
(3)ステロイド剤
 免疫作用の抑制、抗炎症作用を有し、特に内服や点眼投与した場合の効果は大変高いものです。しかし、糖尿病や白内障、緑内障、骨粗鬆症、感染症の発生など副作用が多く、全身投与時(特に数ヶ月にわたる長期投与)には注意が必要です。点眼薬の場合は、眼圧上昇と白内障の発生が問題となりますが、低濃度のものであればほぼ心配ありません。幼少児へのステロイド点眼剤投与による副作用の発生は投与期間にかかわらずに20%に起こると述べている研究者もおりますが、一般的には1ヶ月以内の投薬であれば、ほぼ安全と考えてよろしいです。
<その他の副作用>
(1)点眼剤自体には防腐剤が含まれており、それに対する過敏症が生ずること(充血や目ヤニ、瞼のかぶれ)があります。
(2)点眼剤の濃度は基本的に涙液のph(水素イオン濃度)と同じにされておりますが、若干の違いがあるため、目薬によっては点眼時の刺激感がでます。
(3)点眼剤の主成分に対する過敏症も生じ得ます(刺激感や充血、瞼のかぶれなど)。
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8.花粉症とアレルギー性結膜炎ってどんなものですか?
アレルギー性結膜炎とは、花粉や住まいの中にあるほこりが原因となって起こる目のアレルギーのことをいいます。これらの原因物質をアレルゲンと呼んでいます。最近では、このハウスダストによるアレルギー患者が急増しています。花粉症には季節性がありますが、ハウスダストは一年中室内にあるため、いつ発症してもおかしくありません。したがってこのアレルギーを通年性アレルギーと呼び、花粉症と区別しています。結膜は外からの刺激や異物にさらされやすい組織で、涙などでいつも湿っています。ですから、ハウスダストや花粉が付着しやすく、アレルギーが起こりやすいのです。症状はかゆみや流涙、目やになど多彩であり、春はスギ、ハンノキ、カモガヤ、秋はヨモギ、ブタクサなどのキク科の植物の花粉が原因となります。
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9.最近、まぶたが下がってきた様なのですが?
これは、眼瞼下垂を疑いますが、大半の患者はまぶたの皮膚が緩んできたために、眼の上に皮膚がかぶって、一見まぶたが下がっているように見える”加齢性眼瞼皮膚弛緩症”にあたります。これは、瞼を開ける筋肉(眼瞼挙筋といいます)は正常のことがほとんどですから、緩んだ皮膚だけを切除して整容を整えることによって治すことができます。
”眼瞼下垂”の定義は”上眼瞼の挙上障害のため瞼縁が正常位置(角膜上縁から1〜2mm下)より下がっている状態”です。
    分類は
  1. 先天性(眼瞼下垂の80%を占める)
  2. 後天性:脳腫瘍や脳動脈瘤、糖尿病などによる動眼神経麻痺、交感神経麻痺(Horner症候群)、重症筋無力症、眼筋ミオパシー。
眼瞼下垂の診断がついた場合、全身疾患があればその治療を実施し、それらが除外されるか症状が落ち着いてから、眼科的に挙筋短縮術や前頭筋吊り上げ術などを考慮します。
手術は片目でおよそ40分前後を要します。
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10.コンタクトレンズを始めたいのですが、ソフトとハード、どちらがいいの?
コンタクトレンズによる眼の障害の頻度という点からみれば、ハードレンズの方が安全ですが、装用時の異物感やスポーツ時の安定性などを考慮すればソフトレンズが適しています。ソフトレンズとハードレンズの特徴をわかりやすく示します。

○ハードレンズのメリット
1.乱視の矯正にすぐれている。
硬くしっかりしたレンズなので、光の屈折を正確に調節することができ、視力矯正力にすぐれています。
2.涙の交換がスムーズ。
レンズが黒目よりも小さく、よく動くので涙の交換がスムーズになり、角膜への酸素供給量が増えます。
3.目に異常がある場合すぐにわかりやすい。
目にゴミが入ってもすぐに気づき、レンズをはずすので、角膜にキズがついた場合でも、早期に発見できます。
4.レンズの酸素透過性(Dk値)が高い。
ハードレンズの酸素透過係数(Dk値)は200以上のものが多く、ソフトレンズのDk値はほとんどのものが50以下と大きな差があります。

○ハードレンズのデメリット
1.慣れるまでに時間がかかる。
装用時の異物感が出やすく、結局使いこなせずに、ソフトレンズに変更するユーザーが少なくありません。
2.スポーツに向かない。
ずれやすいため、サッカーや野球、バスケットボールなどには向きません。

○ソフトレンズのメリット
1.慣れやすい。
瞳にやさしくフィットするやわらかなレンズです。
2.スポーツに適している。
レンズが大きくやわらかいので、ずれにくく、はずれにくいレンズです。

○ソフトレンズのデメリット
1.目にゴミが入り、キズが付いても気づきにくいので、重大な障害にいたる場合がある。
2.涙の少ない方は乾燥感がひどくなる。
レンズ自体が涙を吸収するので、涙の少ない方には不向きです。
3.毎日の消毒が必要で、メンテナンスがやや面倒です。

♯これらを考えた上でどちらかのレンズを選ぶと良いでしょう。
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